ホームケアで一番簡単に出来かつ重要で面倒な事は何かご存知ですか?
それは髪の毛が少しでも湿気ている状態で寝ない事です。← ← ←これが出来ないといくらトリートメントをしてもダメージは進行します。
でも夏の暑い日にドライヤーで乾かすのは大変だと思います。一つ覚えて頂きたいのは自然乾燥でもいいので寝る時に乾いていれば大丈夫です。寝る前に乾いてないようであれば残りの湿気だけ飛ばしてあげて下さい。これが一番のホームケアになります。
2番目にやはりトリートメントをする、になります。下記にも書いてあるのですが、あくまでシャンプーは洗顔と同じで油分や汚れを取り除く役目であって髪の毛の大事な油分もとってしまうので日々のシャンプーこそがダメージの進行につながっているのです。
ダメージの進行はキューティクルCMCの油分が分解されたり、カラーやパーマのアルカリ成分でCMCの分解が起こりCMCの内部にボイド(空包)が出来てしまいます。
このボイドを埋めて水分の出入りをなくす事が、ダメージの進行を防ぐご自宅で出来るケアとなります。
このケアに欠かせないのがトリートメント&洗い流さないトリートメントとなります。
ではどのような成分が入っていればダメージの進行を防げるか!
以上の3つの要素がバランスよく入っていることが必要です。3番目のシリコーンがひっかかる方が多いと思いますが、
でもシャンプー剤に多量に入っていると乳化現象(メイクも脂分なので油でとれるのと同じです)で毛髪内部の脂質をとってしまい、シリコーンでダメージを隠している状態となってしまいます。
洗顔を考えてください。
洗顔とはあくまで毛穴からでた脂分と汚れを取り除くためであり、潤いを与えるものではないとご存じだと思います。潤いや保湿は化粧水や乳液の役目とお考えのはずです。
ピンとこられたと思いますが、まったくシャンプー・トリートメントも同じ考え方になります。シャンプーはあくまで汚れ・脂分を頭皮・毛穴・毛髪から取り除くのが役目でうるおいを与えるのはトリートメントの役目です。
でも消費者の望まれていることはシャンプー一つで汚れを落とし、手触りなどが良いという事なのです。
トリートメントを選ぶ基準ですが、単純に手触りがよくなるだけではなく毛髪を修復(疎水化)できる主成分が入っているかどうかが基準となります。また主成分の「配合バランス」も重要となってきます。
しかしあくまでもダメージを隠しているだけで、修復する事やダメージがなくなるのではないので、トリートメントが取れるとギャップによりさらに傷んだ感じがするので注意が必要です。
髪の毛は、お肌とは違いターンオーバーがなく新しい髪が中から出てくる細胞ではありません。
そこが解らないと、ホームケアを買っても良くならないという結果に終わってしまいます。