髪がダメージする要因として考えられるのがパーマやカラーによる薬剤のダメージがあげられますが、毎日のシャンプーや紫外線による油分の分解などもダメージの進行に大きくかかわってきます。
皆様が一番傷んだと実感するのがパーマやカラーの繰り返しによる毛先の絡みやツヤ感の低下だと思います。
パーマやカラーはキューティクルをアルカリ薬剤で開かせて薬剤を浸透させ、毛髪内部にあるたんぱく質やメラニン色素などを変化させる作業をするのでダメージが全く無いとは言えませんが、適切な薬剤を使用し適切な施術をすれば見た目にダメージを受けてるという感じはしません。
しかしなぜ時間が経つとダメージが気になるか?ですよね!
毛髪細胞は死滅細胞と言われており、信じられないでしょうが現在の化学では毛髪の痛みを誤魔化す事は出来ますが修復する事は出来ないのが事実です。
TVCMなどで修復トリートメントなどの商品や、美容室のチラシなどで傷めないカラーや傷まない酸性パーマなどと目にするのが要因だと思いますが、現在のところ修復は不可能です。(はっきり書いてすいません)
ではどういった事がダメージを進行させるのでしょか?
答えは一つでは無いのですが、毎日のシャンプーにも原因はあります。
(シャンプーがダメと思っているわけでは無いです)
シャンプーがダメージにつながる理由として簡単に説明すると、毛髪にとって大事な油分を洗ってしまうからです。
がしかし頭皮の毛穴に詰まってしまう不必要な油分は健やかな髪が育つ妨げになるので除去したい。頭皮だけを洗えたら解決しそうなのですが現実無理ですよね!
それとあまり多数でがないのですが、髪の毛が湿っている状態で寝てしまう。
髪質にもよりますが確実にダメージを進行させてしまいます。
挙げていけばきりがないのですが、髪の毛や爪などは修復ができない細胞なので少しづつダメージが進行していくと思っていただければと思います。
ではダメージの進行を最小限におさめたい方は少しご自宅での手間が必要になります。
それはホームケア!! (難しくはありません)
1・根元だけではなく毛先まで乾いた状態で寝る。
*自然乾燥でも寝るときに毛先が湿っていない状態なら大丈夫です。
2・毛先が絡むようであればリンスやコンディショナー・トリートメントなどで
髪の毛同士が喧嘩しないようにしてあげて下さい。
もしダメージを気にされていて上記外なら習慣にして下さい。
ダメージの進行を阻止するにはお客様一人一人の日々のケアが本当に大切になってきます。
次回バッサリ、カットするので痛んでも大丈夫な方にはホームケアをお勧めいたしませんが、伸ばしていく方や長さをKEEPの方はぜひ気をつけて下さい。
毛髪はお肌と違い自然に治癒していく力は持っていません。
パーマやカラーで髪が痛むと思われるより、日々の少しの習慣がダメージを進行させていると考えられた方がいいと思います。
艶のある美しい髪の毛の為には、私たち美容師が年間数回~10回程度傷めないように施術しても、お客様自身が350日以上はケアをしてあげないとボイドを埋めてあげる事はできません。
ぜひホームケアの習慣を身につけて、カラーやパーマをしていても艶があり奇麗な髪の毛を手に入れて下さいね。
ではどのようにしてダメージが進行していくかはこちらをご覧ください。