カラー剤には数種類あり、すべてに長所および短所があると思って下さい。
何故なら、傷めないカラーには黒髪を明るくできる成分が入っていません。またマニキュアは頭皮や毛髪にダメージはありませんが、根元1mmぐらいあけて塗布しなければ頭皮につくと頭皮が染まってしまい1週間程度は取れなくなってしまいます。
一般的に皆様がカラーと言われているのが、2番目のヘアカラー(永久染毛剤)をさします。
ヘアカラーの簡単な説明をしておきます。
よく初めてお会いするお客様から色持ちが悪いというお声をお伺いしますが・・・
ヘアカラーの原理が解っていただければ少しは納得がいくのでは無いでしょうか?
ヘアカラーの最大の長所は髪の毛の色を明るくできる、という事です。
黒髪(カラーをしていない髪)というのは、頭皮を紫外線から守る為にメラニン色素があります。メラニン色素を作る機能が働かなくなれば白髪になります。
ヘアカラーをして髪の毛を明るくするという作業には、メラニン色素の黒色を希望の明るさよりもう少し明るくしてから染料が発色して希望の明るさになるように作られています。(メラニン色素が暗いまま染料が発色しても希望の明るさにはならないのです)
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ここにヘアカラーの短所があります。
染料が発色して希望の明るさになるのですが、染料というのが実は油なんです!
油というポイントと、メラニン色素を希望の明るさより明るく分解しているポイントが皆様が知らない所であって数ヶ月経つと髪が染めた時より明るくなる原因なのです。
メラニン色素は分解されると元の色味(黒髪)に戻る事はありません。なぜなら髪の毛はお肌とは違う細胞で、傷んだ細胞が修復する機能を持っていないからです。
なので髪の毛を染めた部分は染料が何かの原因で髪の毛から抜け出てしまうとメラニン色素が分解された明るい色が出て来てしまいます。
ではどのような原因で染料が髪の毛から抜け出てしまうのか?ですが
染料は油という所に原因があるのです。
現代人のほとんどの方は毎日お風呂に入られて身体や頭を洗われていると思います。
洗う洗剤(シャンプー)に何が入っているかをご存知ですか?
界面活性剤ですよね!
もうお判りになられたと思いますが、界面活性剤には頭皮から出た油やスタイリング剤の油等不要な物を取り除いてくれる役目がありますが、実は染料の油も取ってしまうのです。
美容師の間ではカラーが抜けていくのを褪色すると言いますが、褪色しない方法はシャンプー剤を使わずにお湯洗いをするのが一番効果的だというのを知っていますが、現代人の毎日シャンプーをする習慣を否定してまで色持ちを追求する事は不可能だと思っています。
なのでお客様自身がカラーの仕組みを把握して明るめにすれば、それ以上に褪色するというリスクを知っておく事が大事だと思います。
いろいろなカラーの長所および短所を理解すれば、貴女に合うカラーを見つける事が可能だと思います。
是非私たちに質問して下さい。