私たちは十人十色のお客様に、その人にあった髪型や施術を提案させて頂いています。
ヘアスタイルといえば似合うようにしてくれればそれで良いという方も多いでしょうが、例えば仕事で必ず髪をくくらないといけないお客様に、いくら似合うからといってレイヤー(段)がいっぱい入ったスタイルを提案して次の日ピンをいっぱい髪につけないといけない状態になってしまったら、どうおもわれますか?・・・似合っていればライフスタイルはどうでも良いですか?
プロフェッショナルとはたくさんの成功や失敗の経験を積み重ね、データを蓄積していくことによりお客様の髪質にあったヘアースタイルを提案することは可能ですが、お一人お一人の好みのヘアースタイルまではお伺いしないとわかりません。
だから反対に髪質を判断しお客様の希望をお伺いして、ご希望のヘアースタイルにするとどのようなメリット&デメリットがあるのかもお伝えすることが可能です。
そのメリット&デメリットを一緒に考えさせていただき、お客様の理想に近いヘアースタイルと扱い易さが両立できる髪型を提案できれば最高に幸せだと思います。
髪の毛の事をいっぱい伝えていきますので、お客様の希望やコンプレックスなどを教えて下さい。
そうすればもっともっと貴女だけのデザインと扱いやすさが両立したヘアースタイルを完成させることが可能となります!!
髪の構造は3つの層に分かれています。
例えるならお寿司ののり巻を想像してください。
いちばん外側にある海苔の部分が「キューティクル」になります。
ご飯や具をしっかりと守ってくれる役割をしています。
ご飯の部分は「コルテックス」と言います。たんぱく質や間充物質があり水分や油分が含まれており髪の毛の成分の90%がコルテックスにあたります。
具の部分に当たるのが「メデュラ」と言います。まだなぜメデュラが存在するのかは解明されていません。
髪の毛が痛むとは・・・
一番外側にあるキューティクルが痛んでしまうと海苔がなくなり水分や油分が流れ出すことになり、枝毛や切れ毛の原因となります。
キューティクルにダメージを与えない施術をすることや、ご自宅でのホームケアでキューティクルを剥がさない工夫が髪の毛をいたわる基本です。
髪の毛は主にタンパク質でできています。タンパク質はアミノ酸のかたまりで、そのタンパク質も大きく2つのタイプに分かれ爪や髪の毛などの「ケラチンを主体としたタンパク質」とお肌や内臓の「コラーゲンを主体としたタンパク質」があります。
中国では髪を余血(余った血)とも言うくらいで、健康状態を反映する物と考えられています。
頭髪の寿命とは大体3年~5年長い物では7年です、通常健康な頭皮の場合は抜けた部分からすぐに産毛が生えてきます、これをヘアサイクルといいます。これが生えてこなくなる方や生えてくる部分の細胞が弱まっていて毛が細くなっていく方がいわゆる毛が薄くなったりする訳です。そこで一般論ですが以下のような症状がある場合は頭皮に何らかの異常がありますので注意・改善が必要です。
1・短い抜け毛が多い
2・細い抜け毛が多い
3・かゆみがすごい
4・油っぽい
1と2に関しては寿命で抜けたのではなく生えてきたばかりの毛が抜けてしまっているという事なんです、3と4については頭皮が健康でないという証拠です、どちらにしろ早目のケアが大切です。