くせ毛は、上記の3つの原因で起こると考えられます。
毛穴そのものが曲がっているために、髪内部のタンパク質の結びつき(SーS結合)のゆがみや、コルテックス内のタンパク繊維の不均一を生んでしまうのです。
これがくせ毛の原因です。
1・髪内部の『S−S結合』がゆがんでいる。
一口にくせ毛と言っても、弱いウェーブから縮れ毛まで、その程度は千差万別です。
くせの程度は、「SーS結合」と呼ばれる毛髪内部のタンパク質結合の度合いで、ほぼ決まってきます。
くせ毛は、この「SーS結合」が「ボタンをかけ違えたように」ずれて結びついているため、髪がゆがんでしまいできるものです。
2・髪の毛の内部のコルテックスのタンパク質繊維分布が不均一になっている。
コルテックス(タンパク質)は硬いタンパク繊維と柔らかいタンパク繊維の2種類から成り立ち、個々の髪質はこの性質の違うタンパク繊維の分布によって決定されると言われています。
この2つが均等に分布していれば直毛になり、偏って分布していると、ねじれ現象を起こして縮れ毛になります。
また、硬いタンパク繊維は水分を含みにくく、柔らかいタンパク繊維は水分を含みやすい性質をもっているので、外気に湿気が多いと不均等に髪が膨らみ、乾燥した時より髪1本1本の縮れが強くなり、全体のボリュームが出やすくなる、と言われています。
3・毛穴が曲がっている。
直毛に比べて、くせ毛は頭皮の中で毛穴が少しカーブし、毛根部分が曲がったところに位置しています。
毛母細胞で作られた髪の毛が頭皮上に押し出されるとき、そのカーブした毛穴を通るので、表面に出てきたときに髪が曲がってしまうのです。
くせの度合いは、この毛穴の曲がり具合によって変わります。また、髪の毛はたくさん生えているので毛穴も無数にあり、まっすぐなものと曲がったものが混在しているのが普通です。
くせ毛は、上記の3つの原因で起こると考えられます。
毛穴そのものが曲がっているために、髪内部のタンパク質の結びつき(SーS結合)のゆがみや、コルテックス内のタンパク繊維の不均一を生んでしまうのです。
これがくせ毛の原因です。
髪自体の凹凸が多く、全体的に広がったり、パサつきやすいのが特徴です。人によってはクルクルと巻いて、つむじが隠れてしまう場合もあるようです。一般的に硬い髪質の方が多く、強度のくせ毛に分類されます。
正式には「捻転毛(ねんてんもう)」と呼ばれます。大小のウェーブが混じりあい、ボリュームがかなりでやすいのが特徴です。中にはウェーブパーマをかけたような外人風のカール毛も見かけます。軟毛の方に多いくせ毛タイプです。
正式には「波状毛(ばじょうもう)」と呼ばれ、髪自体が波打っています。全体的には、波が重なる部分がうねりとして見えます。膨らみやすく、広がりが出やすいのが特徴です。日本人の髪に多く見られるタイプです。